茨城県常陸太田市にある「そば園 佐竹」は、玄そばの最高峰とも謳われる「常陸秋そば」の自家製粉・挽きぐるみの“田舎そば”が味わえる蕎麦店です。
　「医食同源」「地産地消」にこだわり、「素材の味を活かしたものを目指している」という店主は、「挽きたて・打ちたて・茹でたて」を徹底し、毎日使う分だけ粉を挽きます。そば殻ごと粉にする挽きぐるみのそばは、粒感が残っていて少し太め。殻ごと挽くと甘皮を多く使えるため、常陸秋そばの風味が強いのが特長です。
　つゆは、かつお節とさば節を基本に毎日出汁をとり、長年継ぎ足してきた「かえし(醤油とみりんと砂糖等を混ぜて温めた調味料で、出汁と組み合わせてつゆになる)」と合わせたすっきりとした味わいで、香り高いそばの味わいを引き立てます。
　「旬菜天ざる」は旬の野菜や山菜の天ぷらが7～8品つく人気メニューで、薄い衣でサクッと揚がった野菜とそばの相性が絶妙です。
　山菜は店主が近くに所有する山に毎朝採りに行っています。野菜も自家製や地元産の野菜を中心に提供しており、自家製野菜は土づくりからこだわって育てています。店内には毎日「本日の旬菜天ざる」の品目が貼り出されます。
　風味豊かな「常陸秋そば」を、ぜひお楽しみください。