シライトマキバイ
夏から秋が盛漁期
シライトマキバイは水深100~400mの砂泥域に生息するエゾバイ科の巻貝で、太平洋側では本県海域以北が主な産地となっています。県内では底曳網漁業(9月~翌年6月)と沖合かご漁業(7月1日~8月10日)により、ほぼ周年水揚げが行われていますが、特に夏場のかご漁業と9~10月の底曳網漁業での水揚げが多い傾向です。
シライトマキバイの形状は、黄土色の殻の外側にらせん上の3~4本の筋があり、食用となる軟体部はやや黄色味がかった乳白色で、その一部に黒色の斑模様があるのが特徴です。県内沿岸の一部地域では「ツブ貝」、「ベー貝」と呼ばれています。
シライトマキバイは、生まれてから殻高10cmに育つまでに約8年かかると考えられています。このため、県内の底曳網と沖合かごの漁業者は、混獲された小型貝(殻高7cm以下)の再放流を行い、シライトマキバイ資源を持続的に利用していくための資源管理型漁業に取り組んでいます。
刺身でも火を通しても美味
新鮮なシライトマキバイは、柔らかさとこりこりとした食感、貝本来のほのかな甘みが味わえる刺身に適しています。また、シライトマキバイは火を通しても身が固くなりにくいため、バター焼きや甘辛い煮つけ、塩茹でなどでも柔らかい食感や美味しさを味わえます。
生産地と出荷時期
茨城沖
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- 主な出荷時期
- 出荷量の多い時期
- 規格・入数/単位
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- 殻高7~11cm、1kgあたり20~30個程度
Point
- 刺身では独特な食感とほのかな甘みが特徴
- 火を通しても柔らかく美味
主な生産地
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茨城沖
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茨城県農林水産部漁政課企画調整グループ
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