旬のうまいもの特集
茨城の銘柄豚肉特集


茨城県の養豚は、温暖な気候に恵まれた自然環境のもと国内食料基地の一翼を担う産業として発展してきました。本県の豚の農業産出額(平成22年)は、全国第2位の規模を誇る一大豚肉産地です。

銘柄豚肉とは、豚の品種や飼料、育て方を工夫し、安全性やおいしさなどにこだわって生産した豚肉であり、茨城県内でも地域や生産者ごとに特色ある銘柄豚肉の生産がおこなわれています。その中から今回は、飼育に徹底したこだわりを持ち、おいしさを追求した茨城の銘柄豚肉をご紹介します。この機会に是非、茨城の豚肉をご賞味ください。
ローズポークは、「育てる豚」「育てる飼料」「育てる人」「販売する人」を指定した銘柄豚肉です。 ローズポークとなる豚は、県が長年かけて開発した系統豚「ローズ」を交配した特別な豚で、子豚の時期から専用飼料でじっくり育てられます。 2002年の全国銘柄食肉コンテストでは、数ある全国の銘柄豚肉の中、見事最優秀賞に輝いた実績があります! 全国でも有数の養豚県である茨城を代表するブランド豚肉です。
肉質は弾力があり、きめ細かく軟らかいのが特徴です。また、締りの良い赤肉に入る良質の脂肪が光沢のある豚肉を作り出しています。


キングポークは、①食べておいしいこと、②肉質が美しいこと、③脂肪が適度にのって白くなめらかであること、をコンセプトに飼料と血統にこだわって生産した銘柄豚肉です。
飼料は、研究を重ね辿り着いた飼料設計に基づいて配合されており、系統は何世代もかけて選抜を繰り返し、きめが細かく、軟らかい風味のある豚肉を作り出しています。
肉質はきめが細かくつやがあり、脂肪が適度にのりなめらかで、口の中でとろけるような豊かな風味が特徴です。


いばらき地養豚は、環境対策に取り組み、病原菌や抗生物質残留検査をクリアした指定農場で、子豚から肥育豚まで一貫して生産飼育された銘柄豚に肉です。豚の健康管理に有効なグローリッチと地養素(※)を与えています。また、さらなるおいしさを求めて地養素のほかに「いばらき地養豚」専用飼料として、麦が30%含まれているこだわりの飼料を与えています。
※栄養素…木酢精製液、ゼオライト、海藻、ヨモギを原料とした混合飼料。
肉質はつやがあり、弾力性に富んでいます。甘みが強くコクがあり、臭みが少なく食べやすいのが特徴です。また、コレステロールも少ないヘルシーポークです。


美明豚は、配合飼料に20種類以上の天然素材(乳酸菌・ビフィズス菌・納豆菌・海藻・パイナップル粉末・ウコン・酒かす等)をバランスよく与え生産された銘柄豚肉です。飼料はもちろんのこと、豚にストレスを与えないための環境設備や体調管理まで、独自のノウハウにより育てられており、茨城県豚枝肉共励会において7年連続で農林水産大臣賞を受賞しています。
肉質は軟らかく、歯切れが大変良いのが特徴です。確かな甘みとコク、そして豊かな風味を楽しむことができます。


国内に約100頭しかいない梅山豚は、そのほとんどが、茨城県内にある塚原牧場で飼育され、「幻の豚肉」と呼ばれています。それは、100頭しかいない稀少性だけでそう呼ばれているわけではありません。普段食べ慣れている豚肉とは全く異なる豊かな味わいと、上質な脂身のおいしさこそが、「幻」と称される所以です。一般的な肥育豚は約200日間畜舎で肥育されるのに対し、塚原牧場の梅山豚は約300日かけて飼育され、肉骨粉などの動物性由来の飼料は一切使用せず、植物性由来の自家配合飼料(国産の大麦、さつまいも、米など10種類)などを食べ、ストレスなくのびのびと育てられています。
霜降りの度合いが高く、とても軟らかいのが特徴です。そして、梅山豚最大の特徴は、おいしい肉汁の割合がたっぷり含まれていることです。生産量が限られていることから販売先は限定されていますが、特別ギフトセットなどを限定で購入することができます。


蓮根豚は、全国一の生産量を誇る茨城県産の蓮根を飼料に活用して育てた豚のことです。
試行錯誤の末、出荷前45日から通常の飼料に加えてミネラル豊富な茨城県産の生の蓮根を
約15%混ぜた飼料を与えて大切に育てた、茨城県産の新銘柄豚肉です。
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