茨城県のはくさいは生産量日本一を誇り、県西地区を中心に栽培されています。はくさいは冬場の野菜であり、露にあたって柔らかくなり甘みも増します。11月~1月には、東京の市場への出荷量の約9割が茨城県産のはくさいになります。
原産地は中国の華北地方だと考えられており、日本には明治初期に渡米したとされています。本格的に広まったのは、日清・日露戦争に従軍した日本兵士たちが大陸で初めて食べたはくさいの大きさや味に感心し、種子を持ち帰ったことがきっかけといわれています。現在では、様々な品種が出回っています。
八千代町/結城市/古河市/坂東市/つくば市/常総市/境町/下妻市/筑西市/牛久市
ポイント1.葉
葉の先端が開いていないもの。
ポイント2.色
外葉のの緑色が濃いもの。
ポイント3.重み
葉の巻きがしっかりしていて、重みのあるもの。
ポイント4.切り口
根元の切り口が白く、みずみずしいもの。
カットしてあるものは、切り口がきれいでみずみずしいものを選びましょう。乾燥していたり、芯が盛り上がっているものは、切ってから時間がたっています。
●外側の葉を捨てずに残った株にかぶせ、新聞紙に包んで冷暗所に立てて保存してください。
●カットしたものは、ラップに包み冷蔵庫の野菜室へ保存してください。
●半分に切ったものは、株の根元に縦に切れ目を入れておくと、成長が止まるので、鮮度が保たれます。
●主要成分はビタミンC、B1、B2、カルシウム、リン、鉄分などです。ビタミンCを効率良くとるには、はくさいの浅漬けが良いでしょう。外側の葉の方が内側よりビタミンCを多く含んでいますので、良く洗って活用しましょう。はくさいに含まれるカリウムには、塩分を体外に排出する働きがありますが、水溶性のため、煮たりすると汁に溶けだしてしまうので、うま味と薬効を生かすには、スープもしっかり飲みましょう。