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古民家リノベーション空間で楽しむ茨城グルメ!常陸牛と手づくりハンバーグが絶品のお店「SUNROSE(古河市)」

 茨城県が誇るブランド和牛の常陸牛(ひたちぎゅう)。一般的な肉牛の肥育期間が26ヶ月程度のところを28ヶ月から33ヶ月かけて肥育。毎月100万円近くかかる黒毛和牛の飼料代を数か月伸ばしてでも肉の旨味を引き上げています。さらに生産者は県内の指定された業者のみ。肉質等級4以上、歩留等級B以上という基準を満たした高品質な牛肉だけが認定されるブランド和牛です。その肉質は繊細なサシ(霜降り)と上質な脂の旨みが自慢。多くの料理人や著名人から、和牛でありながら赤身の美味さにも定評がある黒毛和牛として知られています。近年では、東南アジアをはじめとする海外の高級ホテルやレストランでも採用されるなど、多くのトップシェフたちに高い評価を得ています。  そんな常陸牛が味わえるのが茨城県古河市にあるレストランSUNROSE(サンローゼ)。オール古河市でロケが行われた鷹見泉石の生涯を描いた映画「SENSEKI」の料理監修も行った後藤隆史さんがオーナーシェフをつとめるお店です。古民家をリノベーションした店内で堪能できる、こだわりの常陸牛ステーキと人気メニューの手作りハンバーグを食べに行ってきました!

今回のいばたべちゃん

PEACHY記者

「本場のカレーをこよなく愛す」

毎食カレーでもいけるほどカレー好きのグルメライター 本場のカレーを求めてどこでも行きます

生産者までこだわりの仕入れを心掛けるこだわりシェフの絶品ステーキ

 店自慢の「常陸牛ロースステーキ(150g)」は、塩コショウ・ニンニクで味付けした厚さ3cm程のロース肉を豪快かつ丁寧に焼き上げた逸品。焼き加減はお好みで選べますが、ミディアムレアがおすすめです。ひと口頬張れば脂の甘みと旨みが広がりますが、良質の脂のため余韻に重たさを一切感じません。それはオーナーシェフの後藤さんができる限り生産者まで指定して選んだ常陸牛だから。
 特に古河市の素材にこだわる後藤さん。店で使う常陸牛は和牛コンテストで優秀な成績を収めている古河市でも指折りの肥育農家・宇都木孝浩さんからなるべく仕入れるように心がけていると言います。
「6~7年前に古河市で開催された『KOGA肉祭り』というイベントで地元で有名な肉牛界のレジェンド・長島勝男さんの常陸牛に出会ったことがきっかけでした。宇都木さんはその方のお弟子さんで、彼の肉もまたバランスの整った確かな美味しさがあって、それから私のレストラン人生が大きく変わりました!」と後藤さんは興奮気味に話します。

 そんなオーナーシェフ自ら厳選して仕入れる常陸牛は高温に熱した鉄フライパンで表面を一気に焼き上げます。豪快にしっかりと表面をコーティング。それから丁寧にじっくりと、繊細に中まで熱を入れていきます。中心部はレアなのにきちんと熱が入った肉の旨味を味わえる。まさに肉の旨味もシェフの技量もギュッと詰まった極上ステーキです。これだけ美味しいステーキですから、イタリア産の粗塩でまずはひと口。そして、食べ進んだところで、大分産のカボス胡椒を添えて味の変化を楽しんでみてください。


料理が美味しいのは当たり前!その料理を食べる空間演出までこだわったSUNROSE

 そしてこの店が人気の理由を語るにはその空間演出を書かないわけにはいきません。祖父より前の代から続く下駄問屋。祖父が昭和8年に新しく建てた下駄屋を後藤さんがリノベーションし、現在のレストランとして生まれ変わらせました。店内には、祖父の趣味である香炉などの骨董品がセンス良く飾られ、和モダンな空間が広がります。昭和時代の懐かしさを感じさせる居心地のよい雰囲気が魅力です。代々後藤家で伝わった下駄屋の雰囲気を生かしてリノベーションし、店内の至る所に先祖の形見の品が散りばめられている。そんな後藤さんのこだわりの店作りに、彼のご先祖様への愛情と尊敬の意を感じられました!

 料理が美味しいのはもちろん、この空間はハレの日の会食にも、ちょっとした自分へのご褒美にもピッタリです。シェフのセンスが隅々までいきわたっている空間で食べる絶品常陸牛…。ひとつ上の体験を約束してくれます。

もう1枚の看板メニュー!創業当時から続く自家製ハンバーグ‼

 SUNROSEのもうひとつの人気メニューが「自家製ハンバーグ」です。国内産の牛肉と豚肉を64でブレンドし手ごね。シェフ自らの手で仕込むことで、季節で変わる肉の水分量などを感じながら味の統一を図ります。

 そんなパティをスチームコンベクションオーブンでふっくらジューシーに焼き上げるのが同店のスタイル。ナイフを入れた瞬間、肉汁が溢れ出し、目からも食欲を刺激します。そのままでも美味しいハンバーグですが、トッピングのとろけるチーズと半熟卵が濃厚なコクをプラス。だから男性でも食べ応えを感じてもらえるボリューム感です‼そして、程よい酸味を効かせた自家製のデミグラスソースも絶品。全体の味わいを引き締めます。肉・卵・チーズ・ソースが一体となった完成度の高いひと皿です。

 付け合わせの野菜で濃厚さがリセットされ、ひと口ごとに幸せが増していき、気づけばあっという間にペロリと完食していました!

基本情報

店舗名
SUNROSE
住所
茨城県古河市中央町3-2-5
取扱い品目
Webサイト
https://sunrose-koga.com/
連絡先
0280-22-0238
おすすめポイント
常陸牛と手作りハンバーグが味わえるお店
アクセス
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