茨城県常陸太田市 竜神大吊橋の1km手前にある「慈久庵（じきゅうあん）」。休日には全国からお客さんが集まる、茨城県を代表するそばの名店です。
　同市出身の店主小川さんが、常陸太田市発祥で玄そばの最高峰とも謳われる「常陸秋そば」の農家を守るために始めたというこのお店。創業当時から「高値で玄そばを買う」ことを貫き、巨大な低温倉庫で熟成した玄そばを、独自開発の特殊な石臼で完全自家製粉しています。
　のれんにもあるこだわりの「古式健珍蕎麦(こしきけんちんそば)」は、ひと玉をつゆの中に入れ、よく混ぜてからお茶漬けのようにかきこんで食べるという一風変わったスタイル。しかし、地元では本来「けんちんそば」とはこのようなものだったと小川さんは言います。こだわりの出汁が効いた野菜たっぷりのつゆにそばを入れ、そばを“かきこむ”と、そばがほろほろとけてつゆと一体となり、身体にじんわりと染みていくような滋味あふれる味わいです。
　石臼で挽いた香り豊かな「常陸秋そば」を、ぜひお楽しみください。

“ 全ての作業をひとりでおこなっています。
どうかお時間とお心にゆとりを持ってお越し下さいますよう、
よろしくお願い致します。”