茨城のイカの最高峰「ヤリイカ」

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茨城のイカの最高峰「ヤリイカ」

茨城のイカの最高峰「ヤリイカ」

茨城のイカの最高峰
ヤリイカ

 高級イカとして有名な「ヤリイカ」。茨城沖は、ヤリイカの一大漁場です。大きくなると体長は40センチほどになり、ほっそり型で、ヒレが大きく、腕は短く“槍の穂”に似た姿をしています。
 旬の時期のヤリイカは身が厚く、味わいは絶品。簡単に皮が剥けるうえ、火を通しても身が硬くならないので、調理のバリエーションが広がります。
 刺身にすれば程よい食感のなかに甘みと旨味が楽しめ、火を通しても身が柔らかく、煮ても焼いても食べやすくて美味しい、茨城のイカの最高峰です。

1.船上・漁業レポート

春先の底曳き網

 茨城県のヤリイカは、主に「底曳き網漁」によって1月から5月に獲られ、産卵前から産卵期の2月から4月に旬を迎えます。
 旬真っ只中である3月某日。辺りはまだ暗い午前3時40分、茨城県日立市にある久慈町漁業協同組合所属の底曳き網漁船「住吉丸」が久慈漁港から出港しました。
 乗組員は、船頭の今橋信弥さん、船頭のお兄さんで船主の今橋正悟さん、その息子で跡取りの洸輔さん、乗り子は信也さん兄弟の叔父の今橋義男さん、5年前からこの船で修行中をしている吉村拓真さんの5名。甲板では入念な漁具の点検を行いながら漁場へと向かいます。

  • 今橋信弥さん、今橋正悟さん、今橋洸輔さん、今橋義男さん、吉村拓真さん
  • 底曳き網漁船「住吉丸」

 出港から約2時間で漁場に到着。「イカは暗いうちは海の中層を泳いでいて、明るくなるにつれて底近くに沈んで(集まって)いくから、明るくならないと獲れないんだよ」と船頭。
 太陽が昇りはじめ、明るくなり始めた午前5時30頃、いよいよヤリイカ漁が始まります。
 投網(底曳き網を海中に入れる作業)ののち、網が底に沈むまでおよそ30分待ち、網を海中に広げるためゆっくりと船を動かしていきます。ヤリイカ漁場の水深は約130メートル。底曳き網は、通常、水深の3倍の長さのワイヤー等で曳かれるため、船から網までの距離は約400メートルもあることになり、網の揚げ降ろしは大変な作業です。さらに、イカを獲るために海底に網を擦らせながらも、イカ以外の底生生物や海底の石などを取らないように網を広げる操業技術も熟練の経験がなければできません。
 投網から1時間半、いよいよ網を揚げます。

投網(底曳き網を海中に入れる作業)

  • ヤリイカ漁
  • 熟練の操業技術

 船尾に浮かんでいた漁網を機械で引き揚げていくと、次の瞬間、大量の漁獲物が甲板に広がります。そこには、サバやタコなどに混じって大量のヤリイカの姿があります。水揚げ直後のイカは透明感が抜群。「これを刺身にして食べると、うまいよ~!」と今橋正悟さん。

  • 甲板に広がる大量の漁獲物
  • 水揚げ直後のイカは透明感が抜群

鮮度のこだわり

 水揚げ後、船上では手早く漁獲物を種類ごとに選り分け、速やかに海水で洗い流していきます。「ここからはスピード勝負!」と勇んで作業に入る漁師たち。イカに手で直に触れると鮮度が落ちてしまうため、作業中は必ずゴム手袋をして丁寧に扱うそうです。
 鮮度が命のイカ。氷で鮮度を保つのかと思いタルを覗き込むと、氷は入っていません。
 「イカは2℃以下に冷やすと縮んで小さくなって品質が落ちるんだ。だから氷には入れず、2℃の冷海水に入れて冷凍室に運ぶんだよ」と船頭が教えてくれます。
 選別が終わると、イカが日光に当たらないよう素早くブルーシートがかけられます。
 この後、再び投網しては引き揚げを繰り返し、天候が良ければ4回引き揚げて帰るところを、この日は午後から強烈な西風が吹き荒れてしまったため、3回で住吉丸は漁港に戻りました。

  • 船上で手早く漁獲物を種類ごとに選り分け
  • 速やかに海水で洗い流す
  • ブルーシートをかけて日光を遮る

若手漁業者の就業のきっかけ

 修行中の乗り子さん、吉村拓真さんに、漁師を目指した理由をお聞きしました。

吉村拓真さん
「元々釣りが好きで、2017年に住吉丸の乗組員募集記事を見て、思い切って申し込みました。前職とは全く違う仕事でしたが、野球部で鍛えていたので体力には自信があります。漁師は根気と体力勝負。決して楽な仕事ではありませんがやりがいはあります。将来は自分の船を持つことも考えています」

  • 吉村拓真さん

漁師さんのおすすめの食べ方

 今橋正悟さんと洸輔さんに、ヤリイカのおすすめの食べ方を教えていただきました。

今橋正悟さん
「春先の小さなメスは卵を持っていて、卵はクリーミーでうまいよ。刺身でもいいし、身と卵を一緒に甘辛く煮ると最高だな」

洸輔さん
「焼いて生姜醤油に付けて食べるのが好きです」

  • ヤリイカ

2.ヤリイカが食べられるお店

 ヤリイカが食べられるお店、日立南ドライブイン内にある「回天寿司 一平鮨」をご紹介します。
 一平鮨は、飛勘水産直営の寿司店で、旬の魚を厳選して提供しています。

  • 回天寿司 一平鮨 ヤリイカ寿司
  • 回天寿司 一平鮨 ヤリイカ握り

回天寿司 一平鮨 山本店長回天寿司 一平鮨
山本店長

ヤリイカは、身は甘みと旨味があって、ミミはシャキッとした歯ごたえもあって、どこを食べても非常においしいイカです。
うちではゲソをタレに漬けて炙った握りが人気です。コリコリして甘みがあっておいしいですよ!

回天寿司 一平鮨
住所茨城県日立市大和田2173
営業時間平日10:30~17:00(L.O16:30)
土日祝10:30~19:00(L.O18:30)
定休日月曜日 ※祝日の場合営業、翌日休み
TEL0294-28-1015
  • 回天寿司 一平鮨 店舗外観

3.おすすめレシピ

ヤリイカのチーズ詰め

ヤリイカにチーズを詰めてトースターで焼くだけ。手早くできるおやつ、おつまみレシピです。

ヤリイカのチーズ詰め

  • 材料(1人前)
  • ・ヤリイカ 4杯
    ※小ぶりのものを用意してください
  • ・とろけるスライスチーズ 1枚
  • ・醤油 少量
  • ・万能ねぎ 1/2本

作り方

  • 1ヤリイカはわたを抜き軟骨を外します。ゲソは目のところで切り離し、丸い「からすとんび」(くちばし)を取ります。
  • 材料をイカの胴に入れます
    2とろけるスライスチーズを4等分し、その上に醤油を1滴、小口切りした万能ねぎを散らしてから丸めてイカの胴に入れます。ゲソを入れてから爪楊枝で留めます。
  • トースターで約3分加熱します
    3トースターにしわを入れたアルミホイルを敷き、チーズを詰めたイカを並べ、約3分加熱したらできあがりです。
  • ヤリイカのチーズ詰め
    ※お好みで七味唐辛子や明太子を一緒に詰めても美味しいです。

ヤリイカのチヂミ

小さいヤリイカを使ったチヂミです。おやつ、おつまみにぴったりです。

ヤリイカのチヂミ

  • 材料(2人前・4枚分)
  • ・ヤリイカ 150g
    ※小ぶりのものを用意してください
  • ・小麦粉 50g
  • ・片栗粉 50g
  • ・牛乳 100cc
  • ・塩 少々
  • ・だしの素 小さじ1/4
  • ・玉ねぎ 1/4個
  • ・にら 1/2把
  • ・サラダ油 適量
  • ・ごま油 適量
  • <タレ>
  • ・ポン酢 大さじ4
  • ・砂糖 小さじ1
  • ・豆板醤 小さじ2

作り方

  • イカはわたを抜き軟骨を外します
    1イカはわたを抜き軟骨を外したら、胴を食べやすい大きさに切ります。
  • 2小麦粉と片栗粉に塩、だしの素を加え牛乳で溶いた生地に、薄切りにした玉ねぎ、3~4cmに切ったにら、下処理したイカを混ぜ合わせます。
  • お玉1杯分ずつフライパンで焼きます
    3フライパンを温め、サラダ油を引いてから2をお玉1杯分すくい入れます。
  • 両面焼きます
    4中火で4、5分焼いて焼き色がついたら裏返して反対側も焼きます。
  • タレをつけてお召し上がりください
    5仕上げにごま油を鍋肌から回し入れ、香り付けしたら完成です。ポン酢、砂糖、豆板醤を合わせたタレでお召し上がりください。

※このページの情報は2021年3月時点のものです。

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