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茨城県農林水産部販売流通課

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いばらきの食に挑戦する人たち

県北地方の有機農家のリーダー的存在布施大樹さん(常陸太田市 )

県北地方の有機農家のリーダー的存在 布施大樹さん(常陸太田市
)

自然と供にある農業

重要なのはバランスを保つこと

重要なのはバランスを保つこと1

重要なのはバランスを保つこと2

重要なのはバランスを保つこと3

 東京都出身の布施さんが農業に興味を持ったのは、大学在学中のこと。在学中は林業を専門で学び、環境問題に関心を寄せ、沖縄でサトウキビ刈りのバイトをするなどの体験を重ねたそうです。農業への興味は深まり、さまざまな方法で農業の情報を収集。当時、自発的に農業の情報を発信しているのが有機農業者の方ばかりだったので、布施さんの中では【農業=有機農業】が定着したとのこと。そして、"一次産業の現場で働きたい"という想いから、大学を卒業後に栃木県の有機農家へ有機農業の修行に行き、就農への第一歩を踏み出しました。
 その後、平成10年に、縁あって茨城県の常陸太田市(旧 久慈郡里美村 )にて就農。地域資源を活かした農業に取り組んでいます。
 「今の農薬は、きちんとした使い方をすれば、体に害があるわけではないんです。だから、農薬を使うことが悪いとは思っていません。ただ、除草剤や、殺虫剤を使うと、農地の多様性をなくしてしまうし、体に害はなくても、環境に対する影響を考えると使いたくないな、と思うんです。」害虫やバクテリアなどが増えすぎたりしないように目を配り、農地のバランスを保つのが重要と考えている布施さん。今では、県北エリアの有機農業に取り組む方々からは、リーダー的存在となっています。

たくさんの種類の野菜

たくさんの種類の野菜

 布施さんは、基本的に野菜を露地で栽培し、旬の時期に旬のものをお届けしています。「やっぱり、旬の時期に収穫した野菜が一番おいしいし、自然にできるので使うエネルギーも少なく作れます。どんなに技術があっても、旬のものにはかないません。」と、話す布施さんの畑では、たくさんの種類の野菜が収穫時期を迎えていました。
 お客様からは、もっといろいろな種類の野菜を作ってほしいという声もあがるそうで、そのたびに、下調べをして新しい品種の栽培に挑戦しているそうです。そして、"○○がおいしかった~"と言ってもらえることが毎日の農作業の活力となっているそうです。
 布施さんに、農業のやりがいをたずねると、「うまく育ったり、失敗したり、いつまでも課題が無くならないことが楽しいし、天候に左右されながら、自分の裁量でいろいろとできるのがいいところですね。」と陽に焼けた肌に、白い歯をのぞかせて話してくれました。

「堆肥はご飯、肥料はおかず。」

「堆肥はご飯、肥料はおかず。」1

「堆肥はご飯、肥料はおかず。」2

 「土は、岩石が風化したもので、それだけでは水を蓄えたり栄養をとらえることができません。植物繊維のかたまりである堆肥を与えることで、それらが可能になります。人間の食事に例えると、堆肥はご飯ですね。あとは、おかずと同じで、必要な栄養=肥料を与えると作物は育ちます。」と教えてくれました。
 年に10回程度"ボカシ"という有機質を微生物によって発酵させた肥料を作り、それぞれの畑に与えているそうです。
 布施さんは、【落ち葉ネットワーク里美】の代表を務めています。【落ち葉ネットワーク里美】では、里山との共存をテーマに、地域資源である里山の落ち葉を堆肥に利用し、自然循環型農業を行っています。
 

技術やモチベーションの向上

技術やモチベーションの向上

 茨城県県北地域を中心に「有機野菜」「ぶどう」「りんご」「いちご」「有精卵」を生産する農家が、お互いの技術・モチベーションの向上を目的に活動している【GNPクラブ】という団体があります。布施さんはこのGNPクラブのメンバーとなっていて、日々技術の向上に努めています。定期的な圃場巡回を実施することで、当たり前の様に作業していたことを根底から見つめ直し、放射能、土づくりに関する勉強会なども積極的に行っているそうです。

発芽の条件

発芽の条件

 ハウスの中でキャベツ、ブロッコリーなどの種まき・水やりを終え、ふと「発芽の条件3つ、わかりますか?」と取材班にクイズが投げかけられました。「水!」と答えると、まずは正解。それから「大量の土?!」や「油?!」など、さまざまな回答をするも、当たりません。
 答えは、「水・適切な温度・空気」の3つです。布施さんは、写真のように、毛布をかけたり、踏み床温床を作ったり、種にとって最適な温度を作ってあげるそうです。

販売時期
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夢~さらなる挑戦~

夢~さらなる挑戦~

 布施さんに、今後の展開についてたずねると、「現在は、就職先の中に【農業】が入っていることがほとんどないのが現実。自分が農業で生活をしているところを見て、『あのような農業なら生活ができるんだ!』と思えるモデルになりたいと思っています。」と話してくださいました。職業の選択に【農業】がある、そんな日が来ると信じて、これからも"県北地域の有機農業のリーダー"であり続けてくれることでしょう。

インフォメーション
名称 木の里農園
住所 常陸太田市大中町2606-3
お問い合わせ Email:konosato3@gmail.com
TEL:0294-82-2466
WEBサイトURL http://konosato.blog2.fc2.com/

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