「おみたまプリン」は、小美玉市商工会により地元をPRするために開発されました。
　様々な企画が出されるなか、茨城県は日本一の鶏卵生産量を誇ることからプリンによるPRが採用され、“安全な茨城の農産物を使ったものを作る”というコンセプトが決定されました。

　開発にあたっては、フランス料理店のパティシエやシェフにレシピの作成を依頼するとともに、サンプリングに2年の歳月をかけ、多くの人の意見を取り入れながら、商品開発が進められました。

　製造・販売を任された山西商店の山西弘一郎さんは、「どこにもないもの」「日本で一番いいもの」をコンセプトに、まずはインパクトのある商品として、器に天心焼(北茨城市産の粘土などを原料に焼きあげた陶器)を使った2個入り“1万円”のおみたまプリンを開発、販売しました。

　「そんなもの売れるはずがない」など様々な声を受けながらも地道にPRを続けた結果、“1万円のプリン”のキーワードがメディアの目に止まり、テレビで紹介されたことをきっかけに、徐々に注目を集めるようになりました。
　これを契機に新たな商品開発にも着手し、現在は、天心焼おみたまプリンのみならず、3種類のカップ入りおみたまプリン(450円～515円税込)が販売されるなど、好評を得ています。

※現在、天心焼おみたまプリンは、冬季限定で予約販売のみ行っています。