PICK UP/ 茨城のうまいもの情報

旬のうまいもの特集

「若者の魚離れ」の解決を目指す いばらきの地魚プロジェクト

「若者の魚離れ」の解決を目指す いばらきの地魚プロジェクト

1.「いばらきの地魚プロジェクト」とは

茨城県は親潮と黒潮が交錯する豊かな漁場を持ち、海面漁獲量は全国第2位(令和2年)を誇る全国有数の水産県です。しかし、世界的に魚食ブームが拡大しつつある一方で、国内の魚介類の消費量は減少傾向にあり、とくに若い世代での「魚離れ」が顕著です。
そこで、茨城県産の魚介類(いばらきの地魚)の消費拡大や認知度向上に取り組む「いばらきの地魚取扱店認証委員会」と「ヨークベニマル(いばらきの地魚取扱店)」、「常磐大学」の3者が連携し、「若者の魚離れ問題」に取組むプロジェクトを発足させました。
プロジェクトでは「若者」の代表として常磐大学の学生が、マーケティング調査・分析、PR、商品開発、レシピ開発などに取り組んでいます。

常磐大学人間科学部健康栄養学科・飯村裕子助教(左)と飯村ゼミナールのみなさん

 

常磐大学人間科学部健康栄養学科・飯村裕子助教(左)と飯村ゼミナールのみなさん

2.「PR動画」の制作

「いばらきの地魚」の認知度向上を目的として、常磐大学総合政策学部経営学科 村中均准教授が指導するゼミナールと人間科学部健康栄養学科 飯村裕子助教が指導するゼミナールの学生を中心に、「いばらきの地魚」への関心を高めるPR動画を制作しました。
動画では漁獲量日本一(令和2年)を誇り、本県を代表する魚であるサバをテーマとしたRPG風の紹介動画や、自宅で簡単にできる若者向けのレシピ動画など、学生ならではのユニークな発想が光ります。
PR動画は「いばらきの地魚取扱店認証委員会」の認証を受けているスーパーの売り場や、同委員会のサイト、YouTube公式チャンネルなどで公開されています。

  • いばらきの地魚プロジェクト「PR動画」の制作
  • いばらきの地魚プロジェクト「PR動画」の制作
  • いばらきの地魚プロジェクト「PR動画」の制作

PR動画

3.「IBARAKI SABA CURRY」「IBARAKI SABA TOMATO」の商品開発

「いばらきの地魚」の消費拡大を目的として、常磐大学人間科学部健康栄養学科・飯村ゼミナールの学生と、「いばらきの地魚取扱店」であるスーパー「ヨークベニマル」がタッグを組んで、日立鹿島沖のサバを使用した2種のレトルト商品「IBARAKI SABA CURRY」と「IBARAKI SABA TOMATO」を共同開発しました。
学生が各自サバをテーマにしたレシピを考え、まずは、7つのメニューが考案されました。そこから試作とブラッシュアップを繰り返し、カレー味とトマト味が商品化に至りました。さらに味付けだけでなく、商品名やキャッチコピー、パッケージのデザインについても学生が考案し、商品を完成させました。

常温でもすぐに食べることができ、ご飯のおかずはもちろん、パスタなどにも幅広いアレンジが可能です。

 

4.「IBARAKI SABA CURRY」「IBARAKI SABA TOMATO」買えるお店

5.いばらきデザインセレクションの選定

茨城県の地域や産業を元気にする優れたデザインの選定を通じて、茨城県の地域イメージを高め、産業振興につなげていく取り組みである「いばらきデザインセレクション」でも、いばらきの地魚プロジェクトは高く評価され、2021年度の「選定」に選ばれました。

評価ポイント

若者の食生活調査を元にしたPR動画、レシピ、商品開発など多角的な活動。特に商品はシンプルなデザインが目を惹く。「推しになりました」の表現も今日的で親しみやすく、レトルト常備菜は収まりも良い。ユーザー中心指向で徹底的に考え抜かれている。

6.「サバのハンバーグ・サバのコチュジャン煮」レシピ

サバのハンバーグ

サバのハンバーグ

  • 材料(2人分)
  • ・サバ 1尾
  • ・たまねぎ 1/2個
  • ・卵 1個
  • ・パン粉 1/2カップ
  • ・塩 少々
  • ・コショウ 少々
  • ・すりおろししょうが 小さじ1
  • ・ブロッコリー(付け合わせ用) 適量
  • ・ミニトマト(付け合わせ用) 適量
  • 【ソース】
  • ・たまねぎ 1/2個
  • ・しょうゆ 大さじ2
  • ・酒 大さじ2
  • ・みりん 大さじ1
  • ・はちみつ 大さじ1
  • ・すりおろししょうが 小さじ1
  • ・すりおろしにんにく 小さじ1
  • ・水 大さじ1

作り方

  • 1サバを3枚におろし、骨抜きを使って小骨を取り除き、適当な大きさに切っておく。
  • 2たまねぎ1個を適当な大きさに切り、フードプロセッサーでみじん切りにする。
  • 3フードプロセッサーからたまねぎを半分取り出し、たまねぎソース用にとっておく。
  • 4残りのたまねぎとサバ、卵、パン粉、塩、コショウ、すりおろししょうがをフードプロセッサーで混ぜる。
  • 5俵型に形成し、油を引いたフライパンで中心に火が通るまで焼く。
  • 6たまねぎソースの材料をすべて合わせて、耐熱容器に入れ、電子レンジで600wで1分40秒加熱する。
  • 7ハンバーグを皿に盛り、ソースをかけて、ミニトマトと茹でたブロッコリーを添えたら完成。

サバのコチュジャン煮

サバのコチュジャン煮

  • 材料(2人分)
  • ・サバ 1尾
  • ・片栗粉 適量
  • ・ごま油 大さじ1
  • ・長ネギの白い部分 適量
  • ・チンゲン菜(付け合わせ用) 適量
  • 【調味料A】
  • ・顆粒コンソメ 小さじ1/2
  • ・酒 大さじ1/2
  • ・すりおろししょうが 小さじ1
  • 【調味料B】ソース
  • ・顆粒コンソメ 小さじ1
  • ・水 1/2カップ
  • ・砂糖 小さじ1
  • ・酒 大さじ1
  • ・コチュジャン 大さじ1
  • ・トマトケチャップ 大さじ1
  • ・片栗粉 小さじ1

作り方

  • 1サバは3枚におろし、骨抜きを使って小骨を取り除く。
  • 2切り身は2cm幅のそぎ切りにし、【調味料A】で下味をつける。
  • 3下味をつけたサバに片栗粉をまぶし、ごま油を熱したフライパンで両面を焼く。
  • 4フライパンに【調味料B】を加え、混ぜながらとろみがつくまで煮る。
  • 5茹でたチンゲン菜とともに器に盛り、白髪ねぎを天盛りにして完成。

※このページの情報は2022年3月時点のものです。

今、おすすめの記事

TOP