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いずれにしろ、私達の命を脅かすのではないかというこういう不安を与えている。それは農業生産に影響を与えるのみならず人間に影響を与えているといったような事でなっているのみならず、生産の段階、貿易の段階、加工の段階、あるいは色々卸売業なり小売業の段階、外食産業の段階という産業の色々な段階に影響を与えてくると。
時間が本当にあれば狂牛病だけでも取上げて議論すれば、それなりに深い認識が得られるのだろうと思うのですけれども、今日はもうちょっと一般的なお話をしていかざろう得ません。と思います。
さて2ページに入って、安全性という問題と安心とかないし信頼性といった問題について、少し基本的なお話をしておきたいという風に思います。
今、安全、安心という風にしてほとんど同じような意味で、あるいは同義語的に使う→けれども、実際はこれは少し完全に一致はしないという辺りを少しお話をしておく必要があろうとかと思うのですね。
従来の発想で言えば、もし有害なもの、食料の安全性を、食べ物の安全性を脅かすそういう原因が除去されるなら私達は安心感をうる事が出来ます。有害な農薬を取り除く、あるいは有害な食品添加物を使わない、あるいは色々食品を汚染するような化学物質を排除していく、色々な方法を取れば私達はその食べ物は安全だと思って、そして一応安心するのです。
ところが、先程からお話していますように安全なのかどうかというのがはっきりとわからんような問題が、ものがありますよね。
例えば、遺伝子組換え食品というようなものについては、これは一部の学者によればこれは長期に渡って人間に相当深刻な遺伝子レベルというか、その深刻な影響を与える。だからこういうものをとにかく人間は食べてはいかん。
あるいはそういったものを使ってとにかく作物を栽培してはいけないというそういう言い方もありますが、他方ではこの遺伝子組換えの技術を使う事によって農薬を減らすことが出来る、雑草を減らすことが出来る、あるいは収量を増やすことが出来るというプラスの面のみならず、こういう技術そのものが本当に人間に害を及ぼすかどうかわからんではないかといったような問題があります。
この場合には安全ではないかもしれませんが、それに疑いを持っている人、あるいは疑いをどうしても払拭出来ない人にはこれは不安の材料であります。
更に、もう一つ安心と安全が乖離している問題は、本当は食べ物は安全かもしれません。安全かもしれませんが、悪徳業者が間違った表示をする、嘘偽りのラベルを貼るといったような、あるいは外国から持ってきた牛肉を国産牛肉だと言って偽り、あるいは日本でどこかでつくった豚を例えば茨城の豚だとか鹿児島の豚だとかと言って売るといったようなこういう行為が行われれば、あるいは豚肉事態はそれほど心配することはないかもしれませんが人々はそういうようなものに信頼をよせる事は出来ない、と言ったような事で信頼性という問題と安全性という問題が現代の社会では分離していると、分かれているといった事をわきまえて、私達は食べ物、食料や食べ物にとにかく立ち向かわなければいけないのだという点を2ページのところでお話をしてあります。
更に、しかしそれでも多分私達は100%安全な食べ物というやつを本当に手に入れるという事は私は事実上は不可能だと思います。
我々を取り囲んでいるさまざまな環境の汚染の問題もあるし、あるいは食べ物の中に大なり小なり、色々な農薬だとか肥料だとかその他食品添加物だとか色々な物質が入っていて、これはこの食べ物は100%安全ですよと言ったような食べ物は現実には私は存在しないと思うのです。
問題はどれくらいのバランス、感覚で我々はそういうものを受け止めれば良いのかという事だと思うのですね。
一番最後の参考文献に、池田マサユキさんという人が書いた本を、食のリスクを確か問い直すという本の中に、ゼロリスクを求めるあまりバランスを失い自分の行動が重大な社会問題を起こす事を理解できなくなる病的な心理、このようなものが人々の中にあると。
これはわが国で例えば狂牛病が発生したときに、無条件に肉は食べないと。私が知っている人ではまだ今でも牛肉は食べないという人がおりますよね。
だからこれはさまざま形の検証をやり、さまざまな対策をたて、そして流通段階になった牛肉に極度な恐怖感を抱いて、しかもそれを個人的にそれをそういう風に受け止めるだけではなくて、なお色々心理的なそういう不安を風潮するという事によって食べ物への不安感を増大させるといったような事が食べ物についてはある。少なくとも食べ物については人々の心理的な幅というのはものすごく大きいといったような事をわきまえておかないと、風評被害といったような事、あるいはたいした根拠もない言動に惑わされて、私達は食べ物を正確に、あるいは識別する事が出来なくなる。といったような状況が、多分今の鳥インフルエンザの場合についてもあるのだろうと思います。
だから、なかなか肉が売れない、卵が売れない、最近の色々新聞の統計を見ますと少なくとも25%から30%くらいの売れ行き不振といったような事が出ているようでありますが、いずれにしろですね、我々は個人で判断できなければ専門家の人たちの発言をよく勉強して、そして自分なりの判断の基準をつくりあげていく。多分ここにへ来られている皆さんは、人々のこういった判断基準を助けてやるために率先して、あるいは積極的になってお勉強されている方、されようとしている方々だという風に思いたいわけであります。
そこで、多分3ページに食料の生産輸入、流通消費の流れと見取り図という図が載っております。少し5、6分時間を割いてこの図が持っている意味を皆さんにお話をしたいと思います。
まず、私達は色々な食べ物が安全でないという事に関わって色々不安を抱いていますけれども、つい最近出ました、ちょっと分厚かったから持って来ておりませんが、ミユキ書房とういところから出た「食品の安全と企業戦略」という2月10日に出た本に、かなり上手な問題の整理をしてありますが、食品の生産から消費にいたる全過程で健康を損なう危険が発生する原因は大きく分ければ六つの段階に分けることが出来ると。 |